一日一首~うたかたに恋の歌語り~ -6ページ目

読んでくださるみなさまへ

ようやく50首目まできました。

読んで下さっている方々、
コメントを下さる方々、
いつもありがとうございます。

100首の歌とメッセージをお届けすることを目標に
書いているこのブログ、
ここがやっと折り返し地点です。

歌は、ずっと以前から
ぽつんぽつんと書きためてきたものが
ほとんどなのですが、

それに
いまの私の素直な心境で、
ときにはずっと以前の私にかえった気持ちで、
またときには
ちがう自分になったつもりで
メッセージをのせてゆく新たなこころみは

なかなか楽しく
こころときめく作業になっています。

いつ100首までたどりつくか
わかりませんが、

そのときどきの自分のペースで
これからも書いていきますので

どうぞ おつきあい下さいね。

なにか
心に感じることがありましたら

どうぞお気軽に
あなたもメッセージを下さい♪


utakata…たかなし さくらより 

50 感情(こころ)もたぬ箱なれど



感情(こころ)もたぬパソコンもわたし風の個性もちてきぬいとしきかな



はじめはただのカラッポな箱。

そこに何を入れて、
どんな機能をもたせて
どんな性格と色あいをもったモノにするかは

手を入れて さわる人しだい。

ルールに忠実に使えば
まちがえることもなく 疲れ知らずのはたらきものだけれど

ちいさなことひとつでも
まちがえたりぬけたりすれば
とたんに融通のきかないおバカさんにも

ときどき イミもなく
ごきげんナナメになるし

なんの感情もないはずなのに

多くの人と人のこころをつなぐこともできるし

使い手の人柄や好みや能力を
とてもよく反映した
人間味たっぷりな容れもの。

あなたがもっとカシコク働けるように
ちからを発揮できるように
豊かなものになるように

私ももっとかしこくなるようにするね。





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います

49 いちから



いちからはじめるすべてのはじまり君とわれもここから遥かへと



ものごとのはじまりは いつもまっさらの白紙

いちねんのはじまりも
ひとつの学びも
ひととの関係も

どんな迷いや悩みにみまわれても
そのさきは
いまよりもっとあざやかで ゆたかな未来であるように

ときどきこうして
自分をまっさらにしてみよう

あなたと私も
ここからまた 私たちの永遠へとつながる第一歩をふみだす

歴史はいまよりつくられる






さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います

48 大吉の



大吉の君のおみくじ縁談は「こころはやくさだめよ」とありき



一緒にお参りして
あなたがひいたおみくじは 大吉

縁談は
「こころはやくさだめよ」
とあった

大吉でも そうでなくても
私の心はもうさだまっているのよ

はやく私を
あなただけのものにして





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います



47 いちねん



石をも通すいちねんでありたい君への意志もつ一念一年




いちねんが過ぎてゆく

自分の心に無理を強いたり
自分をごまかして
意地をはったりするつもりはないけれど

習慣や 惰性ではなく

自然な心で
でも たしかな自分の意志をもって

またいちねん 
君を愛して 生きていこうと思う

自分の人生を愛して 
生きていこうと思う


そして
また新しいいちねんが生まれる




石と意志、一年と一念
ふたつの掛詞を楽しみながら
リズミカルに歌いたいと思ってつくりました





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います


46 途中経過



いまはまだ途中経過いつの日かよき日々だったと笑えればいい




人生 さいごのときにならなければ
真実のこたえは出ないのかも知れない

いまはまだすべてが 途中経過

私の人生も 仕事も
あなたと私のありかたも
関係の意味も

いつの日か

「よき日々だった」

と笑えるよう 笑って死ねるよう

私はいまを生きよう





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います


45 優しき嘘



君がつく優しき嘘にだまされてだましつづけてほしいと願う




だますなら
その優しい嘘で 一生だましとおしてね

こんな気持ちをいだいたことが
私にもいちどくらいはあったような なかったような

嘘と知りつつ
だまされたふりをするのは 女の可愛さ? ずるさ?
そうできるのは 女のつよさ ひろさ…ともいえるのだろう

でも
どちらかというとこれは
私のキャラクターではないかも

私は嘘と知りつつ
だまされたふりができるほど
こらえ性もないし 可愛さもないし
そういう意味でのつよさはないから

「ほんとう」を明らかにしてから
はじめて つよさもこらえ性も発揮できるタイプなのだ

たとえば
病気のことだってそう
ほんとうのことをまず知らなくては
自分の人生のありかたすら 自分で決められない

だから 嘘をつかれるのはいやだ

だますなら 一生だましてね

逆にいうと

一生だましとおす覚悟とつよさをもたないのなら
私に嘘は つかないで

それでも 今このときだけ

嘘と知りつつも
刹那の優しさをもとめたくなることが

ないとはいえない

これもまた ひとかな





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います

44 われという名の他人



一年前のわれをみつめるは一年後のわれという名の他人



なにかが変わっている
どこかがちがっている
いちねんまえの自分と いまの自分

そして
いまからいちねんさきの自分も
いまの自分とまったく同じではありえないだろう

それは よくもわるくも

だからこそ

いまここ を生きることのたいせつさ

ひととのであいも
じぶんのありかたも

人生は一期一会


けれど どこか
変わらない自分の本質もみつけたりして

それは うれしくもかなしくも




さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います


43 生まれてきてよかった  



「出会えてよかった」友に言われたるとき生まれてきてよかったと思う




いつもだれかに必要とされたかった
こんな私でも
誰かの役にたっていると感じたかった

「出会えてよかった」

そう思ってもらえて そう言ってもらえて

私のほうこそうれしい ありがとう

生まれてきてよかった





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います

42 病得て



病得てみえたものわれ包む愛働くよろこびまぶしきいのち




死をごく身近に意識したとき

みえてくるものがある

いのちのかがやき 自然の美しさ
自分をあたたかく包む人の愛
そして 誰かのために働けるよろこび

死を意識する病を得たことは
わるいことばかりではなかった
うしなった機能もあったけれど

あのとき
この思いを 感謝を忘れず
日々をたいせつに生きていこうと思ったのに

いまは
忙しさにまぎれて
いろいろなものを見失ってしまっているわたしがいる

日常のわずらわしさも
生きてあればこそ

あのときの感謝を かがやきを
思いださなければ





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います