91 どこまでも | 一日一首~うたかたに恋の歌語り~

91 どこまでも


どこまでも歩いてみたい君となら緑にとけて風となるまで




5月の風にさそわれ
あなたと歩く

 

風がはこんでくる
木々のざわめき 鳥のさえずり
土の 緑の 花の おひさまのにおい


なにも言葉は いらなくて

ただふたり だまって歩きつづける


このままふたり
緑の風に とけてしまいたい



もう なにもいらない



わたしたちは いま


永遠にちかい場所に いる





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います