89 きぬぎぬの | 一日一首~うたかたに恋の歌語り~

89 きぬぎぬの

 

ともに過ごした夜が明けて別れる朝のつらさよ次はいつ会える

 

 

 

きぬぎぬの別れは

 

なぜ こんなにも つらいのだろう

 

ともに過ごした時間が
しあわせなものであれば あるほどに

 

別れの朝が つらい


 

この次
いつ会えるとも知れぬ ふたりであれば

 

それは なおさら


 

せめてすこし あとすこし

 

あなたのぬくもりを 感じながら
まどろんでいたい


今すこし すこしだけ

 

明けはじめた空よ
ふたりの時間を 止めていて

 

 

 

さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います