84 さくら~花冷え~ | 一日一首~うたかたに恋の歌語り~

84 さくら~花冷え~

 

 

花冷えの季節にやさしく吾を守る君がくれたシルクのストール

 

 

さくらの花も 咲きはじめた 春


けれど 風は まだまだつめたい

急な 冷え込みが くることもある

 

そんなとき

あなたがくれた 春いろのストールは
ふわりと やさしく わたしを包みこみ
つめたい 風から まもってくれる

 

このまま

春の風と たわむれていたいような

 

木々のみどりに とけこんでしまいたいような

 

そんなきもちに させる

 

まるで あなたの腕に 
つつまれて いるように 

 

 

 
さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います