57 枠 | 一日一首~うたかたに恋の歌語り~

57 枠



きびしくもたしかな「枠」がたがいをまもるカウンセラーとクライエント




カウンセラーとクライエントとして以外の
人間関係をもってはいけない二者。

カウンセリング期間が終了しても
それはおなじ。

二者は
クライエントの 人間性への信頼回復
そして問題解決のための
協力関係にあるけれど

おかしてはならない歴然とした
「枠」
が 存在する。

日時をまもることも
時間の制限も
関係に一定の距離をたもつことも すべて

それは
きびしくも 冷たいようでさえもあるけれど

とりかえしのつかない
人間性への不信感
修復できない関係性
といったものから二者をまもる たしかな盾。

だれとだれのあいだにも
存在するべきものなのかも知れない。

「枠」とは
いろいろな言葉におきかえられるのだろう。





さまざまな恋の風景、ひとの風景を歌によんでみたいと思います